河北潟湖沼研究所が農家と取り組む河北潟の水辺・田んぼの生物多様性を保全するお米
Oneさんは2015年は2枚の田んぼで生きもの元気米を作ってくださいます。
ここでは2014年から継続して生きもの元気米を生産している田んぼ(田んぼ:OSa159)の情報を紹介しています。
こちらのページで紹介しています。
石川県金沢市才田町戌159
| Oneさんの田んぼ(6月18日) | 7月20日の様子 |
| 7月31日、シャジクモ類が見られました。 | 8月18日、稲穂が見られます。田内には水がはられています。 |
| 9月29日、稲刈り |
生きもの元気米2年目をむかえたOneさんの田んぼでは、水草のイチョウウキゴケやシャジクモ類がみられるようになりました。ミズアオイ科のコナギもたくさんみられます。今年は、草をできるだけ生やさないようにと、田んぼにできる限り水を入れているとのこと。畦を歩いていると、ニホンアマガエルやトノサマガエルが跳ね、大きなクサガメの姿もみられました。春はチュウシャクシギが飛来し、長いくちばしでなにかをついばんでいました。いったい何を食べているのでしょうか。Oneさんの田んぼは、土がとろとろしている印象があります。大きい圃場ですが、Oneさんのこだわりにより、農薬を使わず、有機肥料で栽培、そして夏場も水が張られ、生きものたちにとって住みやすい田んぼのようです。
1)昆虫スイーピング調査
2)底生生物調査
3)植物調査
*調査員 高橋奈苗(NPO法人河北潟湖沼研究所)、黒川貴弘(NPO法人河北潟湖沼研究所)
*生きもの調査の結果はこの下に田んぼの生きものリストとして表示しています。
同じ田んぼの2014年のリストはこちらです。
| 鳥類 | アマサギ |
| チュウシャクシギ | |
| ハシボソガラス |
| 昆虫 | |
| 科名 | 種名 |
| ケラ科 | ケラ |
| シロチョウ科 | モンシロチョウ |
| トンボ科 | シオカラトンボ |
| 両生類 | トノサマガエル |
| ニホンアマガエル | |
| 爬虫類 | クサガメ |
| 魚類 | ドジョウ | 水生生物 |
| 二枚貝の仲間 | ドブシジミ |
| ミミズの仲間 | イトミミズの仲間 |
| ヒルの仲間 | イシビルの仲間 |
| 昆虫の仲間 | ユスリカの仲間 |
| 科名 | 種名 |
| シャジクモ類 | |
| ウキゴケ | イチョウウキゴケ |
| トクサ | スギナ |
| タデ | エゾノギシギシ |
| スイバ | |
| ナデシコ | オランダミミナグサ |
| キンポウゲ | タガラシ |
| アブラナ | スカシタゴボウ |
| バラ | ヘビイチゴ |
| マメ | コメツブウマゴヤシ |
| ヤハズエンドウ | |
| サクラソウ | コナスビ |
| スミレ | オオタチツボスミレ |
| ミズアオイ | コナギ |
| イグサ | イグサ |
| ゴマノハグサ | トキワハゼ |
| イネ | イヌビエ |
| スズメノテッポウ | |
| スズメノカタビラ | |
| オオスズメノカタビラ | |
| ウキクサ | ウキクサ |
| ガマ | ヒメガマ |
| カヤツリグサ | カヤツリグサ科の一種 |
| キク | ヨモギ |
| アメリカセンダングサ | |
| オオアレチノギク | |
| タカサブロウ | |
| ヒメジョオン | |
| ハハコグサ | |
| ニガナ | |
| セイタカアワダチソウ | |
農薬不使用
・・・農薬は一切使用していません。
◎ネオニコチノイド系農薬不使用(苗にも使っていません)
◎ラジコンヘリによる殺虫剤の空中散布なし
◎畦の除草剤不使用
かんとりースーパー河北潟(使用量:300kg/10a)
里山ぼかし(使用量:240kg/10a)
*農薬、化学肥料は使っていません。
コシヒカリ
2015年5月30日
2015年9月30日
NPO河北潟湖沼研究所が
生きもの元気米として認証した
お米のパッケージはすべて
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