河北潟湖沼研究所が農家と取り組む河北潟の水辺・田んぼの生物多様性を保全するお米
こちらのページで紹介しています。
石川県金沢市才田町戌74、75
| 田植え中(5月30日) | 7月20日の様子。 |
| 8月18日、穂が見えます。田植えが遅かったため、周りに比べ るとまだ少し青く見えます。 |
9月29日、稲刈り |
Oneさんは2014年から生きもの元気米の取組に参加していますが、2015年から田んぼが一枚増えました。この田んぼOSa7475は2015年から新たに生きもの元気米を作り始めた田んぼです。田植えの時期が少し遅くにおこなわれましたが、8月には他の田んぼの稲と同じ、もしくはそれ以上の高さになりました。昨年からの田んぼ(OSa159)と同様、まわりの田んぼが中干ししている夏の間も、水が豊かに張られており、イトトンボがとってもたくさんいました!少し網を振っただけで、イトトンボが10匹ほど入るので、数の多さにびっくりします。田んぼにはシャジクモやイチョウウキゴケ、オモダカ、コナギと水草も多く、トノサマガエルやニホンアマガエルの数も多い印象でした。水生動物も色々いるのか、田んぼを訪れたときに、毎回といっていいほど、サギやシギがみられます。春にはトウネンの群れが羽を休めたり、エサをついばんでいる姿がみられました。
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| 5月18日、田植え前の田んぼにトウネンがいました。 |
1)昆虫スイーピング調査
2)底生生物調査
3)植物調査
*調査員 高橋奈苗(NPO法人河北潟湖沼研究所)、黒川貴弘(NPO法人河北潟湖沼研究所)
*生きもの調査の結果はこの下に田んぼの生きものリストとして表示しています。
| 鳥類 | アマサギ |
| ダイサギ | |
| トウネン | |
| チュウシャクシギ | |
| ケリ | |
| ヒバリ | |
| 両生類 | トノサマガエル |
| ニホンアマガエル | 水生生物 |
| 巻貝の仲間 | ヒメタニシ |
| 二枚貝の仲間 | ドブシジミ |
| ミミズの仲間 | イトミミズの仲間 |
| ヒルの仲間 | イシビルの仲間 |
| 昆虫の仲間 | ユスリカの仲間 |
| 科名 | 種名 |
| シャジクモ類 | |
| ウキゴケ | イチョウウキゴケ |
| トクサ | スギナ |
| ナデシコ | オランダミミナグサ |
| コケオトギリ | |
| アブラナ | タネツケバナ |
| スカシタゴボウ | |
| マメ | コメツブウマゴヤシ |
| ブドウ | ノブドウ |
| オモダカ | オモダカ |
| ミズアオイ | コナギ |
| イグサ | イグサ |
| ゴマノハグサ | トキワハゼ |
| イネ | イヌビエ |
| スズメノテッポウ | |
| スズメノカタビラ | |
| オオスズメノカタビラ | |
| カラスムギ | |
| ウキクサ | ウキクサ |
| カヤツリグサ | シンジュガヤ |
| メアゼテンツキ | |
| キク | アメリカセンダングサ |
| トキンソウ | |
| オオアレチノギク | |
| ハハコグサ | |
| セイタカアワダチソウ | |
| アキノノゲシ | |
| オニノゲシ |
農薬不使用
・・・農薬は一切使用していません。
◎ネオニコチノイド系農薬不使用(苗にも使っていません)
◎ラジコンヘリによる殺虫剤の空中散布なし
◎畦の除草剤不使用
かんとりースーパー河北潟(使用量:300kg/10a)
里山ぼかし(使用量:240kg/10a)
*農薬、化学肥料は使っていません。
コシヒカリ
2015年5月30日
2015年9月30日
