田んぼ（KFu96）の場所

生きもの元気米を作る田んぼの住所

石川県金沢市二日市町ロ96（約821平方メートル）

河北潟湖沼研究所の田んぼ（KFu96）の様子（2022年）

5月12日田植えの様子	5月28日の田んぼの様子
7月6日の田んぼの様子	8月29日の田んぼの様子
9月7日稲刈り作業	9月7日の稲架掛け作業

今年の田んぼスター:殿さまがえる

　水路側の土手に穴が開いて、水が抜けることが多々ありましたが、今年は、田んぼの水が抜けずにできましたので、イトトンボにとってすみやすい環境になったようで、たくさん飛んでいました。田の草を一度取ったところでは、適度に水草が生えて、イトトンボやゴマフガムシ、ハイイロゲンゴロウなどの水生昆虫が過ごしやすそうにしていました。

調査員からひとこと ～ 河北潟湖沼研究所の田んぼ（KFu96）はこんなところ！

生きもの元気米6年目をむかえました。今年も田んぼの水が切れないように注意したところ、カエルがたくさんみられるようになりました。とくに稲刈りのときはニホンアマガエルやトノサマガエルがあちこちで飛び跳ね、カエルが増えたことを実感しました。田んぼの水の中にはキタノメダカやカイエビ、ハイイロゲンゴロウなどがみられましたが、今年は草取りをほとんどしなかったことで、7月以降はホタルイとコナギがはびこりました。

 

河北潟湖沼研究所の田んぼ（KFu96）の動物のリスト

陸の生きもの（動物）

科名	種名	2017	2018	2019	2020	2021	2022
鳥類
サギ科	アオサギ	○		○
サギ科	チュウサギ	○
ハヤブサ科	チョウゲンボウ						○
シギ科	チュウシャクシギ			○			○
カラス科	ハシボソガラス			○			○
ツバメ科	ツバメ		〇				○
ムクドリ科	ムクドリ			○
ヒタキ科	ツグミ	○
スズメ科	スズメ	○					○
セキレイ科	セグロセキレイ	○
両生類
アオガエル科	ニホンアマガエル	○	〇	○		○
アカガエル科	トノサマガエル			○		○
昆虫類
トンボ目	シオカラトンボ		〇	○
	アキアカネ
	アオモンイトトンボ
	アジアイトトンボ					○
クモ目	アシナガグモのなかま
	カニグモのなかま
	ハエトリグモのなかま
バッタ目	ハネナガイナゴ
	ウスイロササキリ		○
カメムシ目	セジロウンカ
	ヒメトビウンカ
	トビイロウンカ
	ツマグロヨコバイ
	ヒメフタテンヨコバイ
	ミドリカスリヨコバイ
	イネホソミドリカスミカメ
	タイリクヒメハナカメムシ
ハエ目	ガガンボのなかま						○
	ヒメガガンボのなかま
	ユスリカのなかま
	ミナミヒメヒタラアブ
	アシナガバエのなかま
	ヒゲナガヤチバエ
	ニクバエのなかま
	ハエのなかま（小型種）
ハチ目	ヒメバチのなかま
	ハチのなかま（小型種）
	ケラ	○
チョウ目	モンシロチョウ		○
		6	4	7	0	3	6

水の中の生きもの（動物）

科名	種名	2017	2018	2019	2020	2021	2022
爬虫類
ヌマガメ科	アカミミガメ					○
スッポン科	ニホンスッポン					○
両生類
アオガエル科	ニホンアマガエル（幼生）		○
アカガエル科	トノサマガエル（幼生）					○
魚類
	ドジョウ			○
	キタノメダカ			○			○
昆虫類
トンボ目	アキアカネ（幼虫）		○
カゲロウ目	コカゲロウのなかま（幼虫）		○
カメムシ目	ハネナシアメンボ		○
	アメンボのなかま			○
	マツモムシ
コウチュウ目	ゴマフガムシ		○
ハエ目	キリウジガガンボ（幼虫）		○
	ユスリカのなかま		○
二枚貝類
ドブシジミ科	ドブシジミ
シジミ科	マシジミ
巻貝類
タニシ科	ヒメタニシ		○				○
モノアラガイ科	ヒメモノアラガイ			○
	ハブタエモノアラガイ
サカマキガイ科	サカマキガイ
ミミズ類
イトミミズ科	イトミミズのなかま
ヒル類
イシビル科	イシビルのなかま						○
甲殻類
カイエビ科	カイエビ		○	○			○
		7	11	12	0	6	4

 

ゴマフガムシ	カルガモ

 

河北潟湖沼研究所の田んぼ（KFu96）の植物

植物リスト

科名	種名	2017	2018	2019	2020	2021	2022
トクサ	スギナ	〇	〇	〇	〇	〇	〇
イノモトソウ	ヒメミズワラビ			〇		〇	〇
サトイモ科	ウキクサ					〇
オモダカ科	オモダカ						〇
ツユクサ	ツユクサ		〇	〇	〇	〇	〇
	イボクサ			〇	〇	〇	〇
ミズアオイ	コナギ		〇	〇	〇	〇	〇
イグサ	イグサ
	クサイ				〇
カヤツリグサ	コゴメガヤツリ			〇	〇	〇	〇
	ヒンジガヤツリ	〇	〇	〇	〇	〇	〇
	カヤツリグサ	〇	〇
	テンツキ	〇	〇
	ヒデリコ	〇			〇	〇	〇
	ホタルイ			〇	〇	〇	〇
	スゲ属の一種				〇
イネ	スズメノテッポウ					〇	〇
	コブナグサ					〇	〇
	ギョウギシバ					〇	〇
	メヒシバ	〇	〇	〇	〇	〇	〇
	アゼガヤ	〇	〇	〇	〇	〇
	ケイヌビエ	〇	〇	〇	〇	〇	〇
	チガヤ				〇
	ホソムギ				〇
	アオコメガヤ			〇
	ヨシ	〇	〇	〇	〇	〇	〇
	スズメノカタビラ	〇	〇			〇	〇
	オオスズメノカタビラ
	ヒエガエリ		〇
	アキノエノコログサ	〇	〇	〇	〇	〇	〇
	キンエノコロ	〇				〇
	マコモ			〇	〇	〇	〇
キンポウゲ	タガラシ	〇	〇			〇	〇
ベンケイソウ	ツルマンネングサ					〇
	コモチマンネングサ		〇
アカバナ	チョウジタデ	〇	〇			〇	〇
マメ	クサネム	〇	〇	〇	〇	〇	〇
	ヤハズソウ				〇
	コメツブツメクサ		〇	〇	〇		〇
	シロツメクサ	〇	〇			〇	〇
	ヤハズエンドウ		〇			〇	〇
カタバミ	カタバミ			〇	〇
トウダイグサ	エノキグサ	〇	〇		〇	〇	〇
オトギリソウ	コケオトギリ		〇	〇	〇		〇
アブラナ	タネツケバナ	〇	〇			〇	〇
	イヌガラシ	〇				〇	〇
	スカシタゴボウ		〇		〇	〇	〇
タデ	ヤナギタデ	〇	〇		〇	〇	〇
	ママコノシリヌグイ					〇
	ミゾソバ	〇	〇	〇	〇		〇
	アレチギシギシ		〇
	ギシギシ					〇
ナデシコ	オランダミミナグサ	〇	〇			〇	〇
ザクロソウ	ザクロソウ					〇
スベリヒユ	スベリヒユ	〇		〇	〇	〇	〇
アカネ	フタバムグラ	〇				〇	〇
オオバコ	オオバコ						〇
	タチイヌノフグリ		〇			〇	〇
	オオイヌノフグリ					〇	〇
アゼナ	ウリクサ	〇				〇	〇
	アゼナ		〇		〇	〇
	アメリカアゼナ	〇		〇	〇
シソ	トウバナ				〇		〇
	ヒメジソ						〇
サギゴケ	トキワハゼ	〇	〇			〇	〇
ハマウツボ	コゴメグサ				〇
キク	ヨモギ				〇	〇	〇
	ノコンギク			〇
	アメリカセンダングサ		〇	〇	〇	〇	〇
	トキンソウ	〇		〇	〇		〇
	タカサブロウ	〇		〇	〇
	ハルジオン						〇
	オオアレチノギク	〇	〇	〇	〇
	ニガナ				〇
	アキノノゲシ				〇	〇
	ハハコグサ		〇			〇
	セイタカアワダチソウ	〇	〇	〇	〇	〇	〇
	オニノゲシ		〇		〇		〇
	セイヨウタンポポ					〇
ウコギ	ノチドメ	〇
	オオチドメ			〇	〇		〇
セリ	セリ	〇	〇	〇	〇	〇	〇
ウキゴケ	イチョウウキゴケ		〇		〇
		33	38	30	44	50	50

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河北潟湖沼研究所の田んぼ（KFu96）農薬・肥料の情報

農薬の使用状況

農薬不使用

・・・農薬は一切使用していません。

◎ネオニコチノイド系農薬不使用（苗にも使っていません）

◎ラジコンヘリによる殺虫剤の空中散布なし

◎畦の除草剤不使用

肥料の使用状況

有機発酵鶏糞（使用時期：2022年4月21日・23日）（使用量：225kg）

牡蠣殻（有機石灰）（使用時期：2021年4月21日）（使用量：20kg）

有機アグレットeco825（使用時期：2021年5月8日）（使用量：20kg）

河北潟湖沼研究所の田んぼ（KFu96）の品種、その他の情報

品種

コシヒカリ

田植え日

2022年5月12日

生きもの調査について

調査実施項目

1）昆虫スイーピング調査

2）底生生物調査

3）植物調査

＊調査員　川原奈苗（NPO法人河北潟湖沼研究所）

残留農薬検査結果：河北潟湖沼研究所の生きもの元気米（田んぼ：KFu96）（2022年産）

残留農薬は検出されていません。
結果の詳細はこちらからPDFでご覧いただけます。