河北潟湖沼研究所が農家と取り組む河北潟の水辺・田んぼの生物多様性を保全するお米
このページでは、石橋農園さんの田んぼ:IKi4748の生きもの元気米について、以下の情報をご覧いただけます。
石橋農園さんは2015年から生きもの元気米に参加してくださっています。2015年は河北潟干拓地内の田んぼ:IKo140で、2016年からは田んぼ:IKi789で、2021年からは田んぼ:IKi25でも生産されています。2023年から新たにこの田んぼIKi4748も生きもの元気米田んぼとなりました。 |
生産者:楽園果実 石橋農園さん
(写真は園主・石橋 英朗さん)
生きもの元気米生産地:金沢市岸川町
8月20日の田んぼの様子 |
8月22日、シオカラトンボが何匹も飛び回っていました。 |
8月22日、田んぼ横の土水路にメダカがたくさん泳いでいました。 |
田んぼ沿いを土水路が流れており、今年は8月に雨がほとんど降りませんでしたが、メダカがたくさんいました。田んぼと水路の高低差がなく、5月頃は田んぼと水路を行き来していたのだろうと思います。田んぼや畦ではアゼナ、イボクサ、ミゾカクシなどが可愛らしい花を咲かせていました。
この田んぼは、今年から生きもの元気米をつくることになった田んぼです。農薬不使用5年目の田んぼとのことで、肥料も使われていません。春~初夏の生きもの調査ができませんでしたので、生きものの写真は植物が多くなっていますが、田んぼに面した土水路にはメダカがたくさんいました。田んぼと水路の高低差がないところですので、5月頃は田んぼと水路を行き来していたのだろうと思います。田んぼや畦ではアゼナ、イボクサ、ミゾカクシなどが可愛らしい花を咲かせていました。 |
1)昆虫スイーピング調査
2)植物調査
*調査員 川原奈苗(NPO法人河北潟湖沼研究所)
*生きもの調査の結果はこの下に田んぼの生きものリストでご確認いただけます。
しばらくおまちください。
科名 | 種名 | 2023 | 2024 |
---|---|---|---|
トクサ | スギナ | 〇 | 〇 |
イノモトソウ | ヒメミズワラビ | 〇 | |
サトイモ | アオウキクサ | 〇 | |
オモダカ | オモダカ | 〇 | 〇 |
ツユクサ | ツユクサ | 〇 | 〇 |
イボクサ | 〇 | 〇 | |
ミズアオイ | コナギ | 〇 | 〇 |
イグサ | イグサ | 〇 | |
カヤツリグサ | コゴメガヤツリ | 〇 | 〇 |
テンツキ | 〇 | 〇 | |
ヒデリコ | 〇 | 〇 | |
スゲ属の一種 | 〇 | ||
イネ | スズメノテッポウ | 〇 | |
メヒシバ | 〇 | ||
アゼガヤ | 〇 | ||
タイヌビエ | 〇 | ||
カモジグサ | 〇 | ||
アシカキ | 〇 | ||
スズメノカタビラ | 〇 | ||
アカバナ | ヒレタゴボウ | 〇 | |
チョウジタデ | 〇 | 〇 | |
ベンケイソウ | コモチマンネングサ | 〇 | |
マメ | クサネム | 〇 | 〇 |
カスマグサ | 〇 | ||
ヤブツルアズキ | 〇 | ||
トウダイグサ | エノキグサ | 〇 | 〇 |
コニシキソウ | 〇 | ||
オトギリソウ | コケオトギリ | ||
アブラナ | タネツケバナ | 〇 | 〇 |
スカシタゴボウ | 〇 | ||
ミカン | サンショウ | 〇 | |
タデ | ボントクタデ | ||
スベリヒユ | スベリヒユ | 〇 | |
アカネ | フタバムグラ | 〇 | |
ムラサキ | ハナイバナ | 〇 | |
アゼナ | アメリカアゼナ | 〇 | |
アゼナ | 〇 | 〇 | |
ウリクサ | 〇 | ||
シソ | イヌトウバナ | ||
サギゴケ | トキワハゼ | 〇 | |
キキョウ | ミゾカクシ | 〇 | |
キク | アメリカセンダングサ | 〇 | 〇 |
トキンソウ | 〇 | 〇 | |
アメリカタカサブロウ | 〇 | ||
ヒメムカシヨモギ | 〇 | ||
オオアレチノギク | 〇 | ||
ノボロギク | 〇 | ||
セイタカアワダチソウ | 〇 | 〇 | |
ノゲシ | 〇 | ||
セリ | セリ | 〇 | |
22 | 37 | ||
オモダカ | イボクサ |
ミゾカクシ | アゼナ |
農薬不使用・・・農薬は一切使用していません。
◎ネオニコチノイド系農薬不使用(苗にも使っていません)
◎ラジコンヘリによる殺虫剤の空中散布なし
◎畦の除草剤不使用
肥料は使用していません。
コシヒカリ
確認中
石橋農園さんからのメッセージ
自分が食べたいと思うものをつくる
2015年度から、生きもの元気米の栽培契約を交わしました。田んぼのほかに、河北潟干拓地で農薬を使わない果実や野菜も栽培しています。これらの野菜や果実を食べて育ったニワトリも園内で飼っています。
農薬は好きではありません。自分が食べたいと思うものを目指した結果、農薬を使わないことを基本に栽培する農作物が増えていきました。毎年、栽培方法を試しながら日々農業に向き合い、試行錯誤を重ねて、いい農作物を作りたいと考えていをます。
生きもの元気米の取り組みは2014年に話を聞いたときから、農薬をつかわない取り組みとして興味があり、私の作っている米も皆様に食べてもらいたいと思い参加しました。