河北潟湖沼研究所が農家と取り組む河北潟の水辺・田んぼの生物多様性を保全するお米
このページでは、吉本豊さんの2015年産生きもの元気米について、以下の情報をご覧いただけます。
こちらのページで紹介しています。
石川県金沢市二日市町ロ49,50
| 4月30日、田植え中の吉本さん | 7月20日の吉本さんの田んぼの様子 |
8月18日、田んぼの様子 |
8月18日、稲穂が重みを増しています |
| 9月3日、稲刈り。雨が続いた9月上旬の河北潟地域。 雨が上がった合間に、稲刈りが行われました。 |
9月3日、稲刈りをしているそばにカラスたちがやってきます。 稲の中に隠れていた昆虫たちを狙っています。 |
生きもの元気米2年目の吉本さんの田んぼは、畦を歩くと、ほかの田んぼに比べてイナゴの数が多い印象で、ショウリョウバッタやシオカラトンボもよくみられます。稲の上を低空でツバメが飛翔し、上空ではヒバリがさえずります。隣を土水路が流れ、春先はコチドリの鳴き声がひびきます。田んぼのところどころに、スズメノテッポウやチョウジタデが生え、畦ではスカシタゴボウの花が目立ちます。
1)昆虫スイーピング調査
2)底生生物調査
3)植物調査
*調査員 高橋奈苗(NPO法人河北潟湖沼研究所)、黒川貴弘(NPO法人河北潟湖沼研究所)
*生きもの調査の結果はこの下に田んぼの生きものリストとして表示しています。
同じ田んぼの2014年のリストはこちらです。
| 鳥類 | ヒバリ |
| 昆虫 | |
| 科名 | 種名 |
| ヒメグモ科の一種 | |
| アシナガグモ | イネヒメハモグリバエ |
| 小型ハエ目の複数種 | |
| イネミズゾウムシ | |
| ケラ科 | ケラ |
| アゲハチョウ科 | キアゲハ | トンボ科 | シオカラトンボ |
| バッタ科 | ショウリョウバッタ |
| 水生生物 | |
| 巻貝の仲間 | ヒメタニシ |
| ミミズの仲間 | イトミミズの仲間 |
| ヒルの仲間 | イシビルの仲間 |
| エビ・カニの仲間 | カイエビ |
| 科名 | 種名 |
| トクサ | スギナ |
| アブラナ | タネツケバナ |
| スカシタゴボウ | |
| マメ | シロツメクサ |
| トウダイグサ | エノキグサ |
| アカバナ | チョウジタデ |
| ゴマノハグサ | アゼナ |
| トキワハゼ | |
| スベリヒユ | スベリヒユ |
| イネ | スズメノテッポウ |
| アゼガヤ | |
| キンエノコロ | |
| メヒシバ | |
| イヌビエ | |
| スズメノカタビラ | |
| オオスズメノカタビラ | |
| カヤツリグサ | コゴメガヤツリ |
| キク | アメリカセンダングサ |
| オオアレチノギク | |
| ヒメジョオン |
ソルネット(使用時期:田植え1週間前)(使用量:1kg/10a)
*この使用量は石川県の慣行栽培で使用される節減対象農薬の使用回数に比べて、約9割少ない量です。
◎ネオニコチノイド系農薬不使用(苗にも使っていません)
◎ラジコンヘリによる殺虫剤の空中散布なし
◎畦の除草剤不使用
カルテック(使用量:10kg/10a)
バチルス(使用量400g/10a)
硫安(使用量:10kg/10a)
コシヒカリ
2015年4月30日
2015年9月3日
